アジアを考えるための本(6)

　河内謙策と申します。（この情報を重複して受取られた方は、失礼をお許し下さい。転送・転載は自由です。）
　『週刊現代』8月23日・30日号などで大きな話題になっているので御存知の方も多いと思いますが、韓国・朝鮮問題の研究者：重村智計早大教授が、金正日は既に死んでいて、いま表に出てきているのはダミーにすぎない、という新説を以下の本で発表されています。
　　　　重村智計『金正日の正体』（講談社現代新書）
　私は、まず、信念に基づいて研究成果を発表される、その姿勢に感動を覚えます。内容的には、私は論評するほどのデータを持っていませんが、十分にありうる話だと思います。ぜひ、皆様に一読をおすすめします。
　北京オリンピック後の中国に大きな関心が集まり、さまざまな本が出版されています。その一部は、前回紹介させていただきましたが、青木直人氏の以下の本も検討に値するものだと思います。
　　　　青木直人『北京五輪後に何かが起こる』（ＰＨＰ研究所）
　青木氏の本は、氏の今までの見解の集大成という感じです。氏は「中国『民主化』は幻想である」と言い切っていますが、私は、その見解に反対です。皆様は、どう考えられるでしょうか。

河内謙策

　

Kensaku Kawauchi
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